クーロン散乱
高校の物理で習ったように、電荷を持っている物体の間にはその物体の距離の2乗に反比例するクーロン力(静電気力)が働いている。これは素粒子間の間でもあてはまり、1-2節で述べたように、素粒子の標準理論では光子が媒介する電磁相互作用として説明されている。
陽子やミューオンは電荷を持っており、また物質を構成する原子核と(軌道)電子も電荷をもっているので、これらの間にはクーロン力が働く。
この節では原子核とのクーロン散乱について見ていく。軌道電子とのクーロン散乱については、次節で取り上げる。

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